「母親が結婚にうるさくて辛い」
「毎日、母の小言に嫌な気分になる」
こんな、ご相談はよくあります。これは辛い。一番身近にいる家族からの攻撃。
時々ならまだしも、顔を見るたび結婚を急かし、結婚していないダメ人間かの様な小言には、母親であっても憎しみが湧く。
仕事から疲れて帰宅したら嫌味。限界ですよね。
娘と母親の問題って世間には意外とあって、そして実際とても深刻。
その証拠に関連書籍がたくさんあります。
↑ 歪んだ文字から、娘の気持ちが凄く表現されマスコミにも取り上げられた書籍。
母と娘の関係の難しさって、呪縛と同じです。
自分がどんなに前向きでいたいと思っても、母の発言がそれを邪魔する。
母と二人暮らしなのに、毎日の様に「早く家から出て行け!」と、責められている方がいました。
なぜ、娘に暴言を吐くのだろうか。母の本心はきっとこうだ「早く結婚して欲しい」
それが「出て行け!」という表現に変換されてしまってる。
「結婚して幸せになって欲しい」「娘は幸せになれるのだろうか」母の心配。
この心配が歪み、嫌味や暴言という言葉の刃物で大切な娘を攻撃してしまう。
女vs女・母vs娘
父親の登場はない。父親が防波堤になってくれたり、両方の仲立ちをしてくれることは少ない。
母がしんどくて重たい場合はどうする?
家族が平和で良い関係がいいに決まっている。あたり前の理想像。ただ、こんな関係ばかりではない。
自分の家族の仲が良いと、その関係を別の家族にまで強要する人もいる。
- 何でもっと親に優しく出来ないの!
- どうして母親を大事にしないの!
- もっと○○して上げなよ!
トドメの言葉は「あなたの親なんだから」
親子の関係って最近完成した訳ではない。長い年月の中の積み重ねで関係が出来上がっている。
それを、外から見ているだけなのに、最近知っただけなのに、仲良くすることをなぜ強要するのだろうか。
それぞれの家族には、それぞれの事情や歴史がある。仲良くすることが絶対かのように、強要するのは違うと思うのです。
仲良くすることが出来ないなら、母の存在があなたをグレーにする存在なら距離を持った方がいいと思う。
関係性って変わります。現在と未来が同じとは限らない。
親なので関係を切ることは出来ないなら距離を上手に取ること。その、もっともいい方法が自立。
家と距離を持つことです。ここで、お金がないの言い訳は論外。また、自立心が持てないのも論外。
この言い訳をする人は、そもそも本気で変えたい気持ちはない。
辛いと言いながら、どこかに甘えを持っている。
面倒くさい母親と一緒でも、洗濯もしてくれるしご飯も作ってくれるからね。こんな状態の人に答えはない。
家族の事情が自立を阻む
自立することが出来ないなら、その状況を受け入れるしかない。
家賃も食費も光熱費も殆ど掛かっていない状態だよね。母の小言や嫌味も代価として受け入れよう。
ただ、事情があってどうしても出られない人がいるのも事実。
実際、そんな方もいらっしゃいました。そんな方はまた別の問題がある。
私が伝えたことは「母親が嫌味言ったら、それと同じ言葉をリピートしてみて」
「いい年してまだ結婚しないのか!」→「ほんと、いい年してまだ結婚出来ないよね」
で、その後に「こんな娘でごめんね」や「ほんと、私が居て迷惑だよね」など。
戦うのではなく受け入れ(本当は受け入れていなくても)てしまうのです。
この、受け入れパターンをいくつか準備しておくのです。母親が言った言葉をトーンを落として繰り返す。
けして、ケンカ腰になるのではなく、力なく弱った感じにです(ここ、ポイントね)
友達同士でも先に「ごめんね」って謝罪されると、自分にも悪い部分があったって必ず思います。
先に折れると負けた気になるかも知れません。しかし実際は、相手の心を動かし勝利しているのです。
負けるが勝ちってことです。
母親はけして娘を憎んではいない。娘も心底憎み返してはいない。根っ子にはこの絆がある。
いつしか母娘の関係が逆転する。それは、高齢になった母が小さく弱くなるから。
夫婦なら離婚して他人になれるけど、親子は出来ない。なら、関係性の形を自分から変えるしかない。
自分が変われが相手も代わる。引き寄せの作用はこうして働く。
- 距離を持つこと
- 上手に相手の攻撃をかわすこと
参考にしてみて下さい。