最悪の状態から大逆転する物語は、映画の中だけだと思っていた。辛くてどうすることも出来ない状況から、ある出来事をきっかけに立場が逆転する。

 

実際に、それを起こした女友達がいました。実話です。

 

20代で結婚し都内一等地の東麻布に旦那様のご両親との二世帯住宅暮らし。若くして出産しているので、既に大きな子供がいました。

 

旦那様もお義父様も有名大学出身。子供も必然的に同じ大学へ行かせなくてはならないという、暗黙のプレッシャーを感じていたそうです。

 

旦那様は上場企業勤務で、彼女と私がよく会っていた時は、2度目の海外勤務で不在の時でした。

 

日本に居たときは毎週ゴルフ接待があり、早朝のお迎えに間に合うように朝4には起きてお化粧をちゃんとしお見送りしていたそうです。お義母様が見ているから、お見送りしないと怒られると。

 

うわーめんどくさい!

 

「頭を深く下げ車を見送くるんだよ!」と、そのお辞儀を見せてくれました。当時独身だった私には考えられない生活。

 

お中元お歳暮の際にはお礼状も添え、その書き方はお義母様から指導を受けていたそうです。

 

旦那様の食事の用意をする時間になれば、お義母様さんが外階段をトントントンと上がって来る。「その音を聞くのがストレスだった」と。

 

味付けのチェックや栄養バランスを確認されるそうです。来ると家具の配置やカーテンまでに口出しするらしい。

 

「まさか、このカーテンもそう!?」部屋に入った瞬間、カーテンの柄に違和感があったのです。「そうだよ!へんだよね!」

 

うわー辛い。日々、こんな感じらしい。

 

彼女は自分の意見も言う人だが、不用意な発言はしない。展開を考え先の先を考えてから発言する。

 

そしてこんな会話に発展した。

 

  • 彼女「もの凄く考えるよ!お風呂で何度も考えるよ。こう言われたらこう答えるって準備しておく」
  • 私「まだまだ元気な両親だから、これが続くなら辛いね」
  • 彼女「それがさぁ~そうでもないのよ」
  • 私「どうして?」
  • 彼女「それが恥ずかしいんだけど、こんなことがあったんだ・・・」

 

ここから、彼女の立場が逆転する話を聞いたのです。お義母様との関係を大逆転する出来事を起こしたのです!!

 

妻の知らない夫の顔

 

どしても調べたいことがあり、始めて旦那様のパソコンを借りたそう。

 

短大を卒業し半年で仕事を辞め結婚したので、パソコンにも詳しくなく自分のパソコンも持っていなかった。

 

「電源ボタンも分からなかったんだよ!」「分からないから適当に触ったんだけど、なーんか見つけちゃったんだよね」

 

ドキドキ 何?何?

 

  • 彼女「恥ずかしいんだけど・・・適当に触っていたら見つけちゃったんだ、怪しいメールを」
  • 私「浮気?」
  • 彼女「違う」
  • 私「何?」
  • 彼女「どこかに申し込みしているメール」
  • 私「どこかに申し込み?」

 

旦那様の秘密。性癖。

 

申し込みしている先は、その性癖を知ってしまうことになる内容だったのです。で、どうしたの!?

 

ここから、彼女の性格が功を奏すのです。「まず証拠を取るため印刷した」勘のいい彼女は、印刷する方法も探り当て証拠を取ることに成功したのです。

 

ほぼ、お見合いに近い状態での結婚だったけど、まさかって思ったそうです。そして、ここからが賢い彼女。

 

旦那様には何も言わず、翌日、お義母様がいつものようにトントンと上がってきた時に行動を起こしたのです。

 

「お話ししたいことがあるので、お義父様も呼んで頂いていいですか」義理両親と向かい合ったと。

 

お義母様は「何よ~」という態度。両親の大事な息子の醜態を物証と共に提示したのです。

 

「パソコンを借りようと思ったら見つけてしまいました」と。お義母様はガタガタ震えていたと。自分を一番苦しめているお義母様に伝えたのです。

 

自分の息子の醜態、性癖を知った親の心情は想像付きますよね。

 

「こんな人とは一緒に暮らせません!」と、旦那を捨ててしまうことも出来る。どんなに孫と離れたくなくても妻が離婚を申請したら終わりでしょ。

 

大逆転

 

その後、彼女を干渉することも、生活への口出しも一切出来なくなったらしい。

 

「だって、自分の息子があれだよ!私には申し訳ない気持ちでしょ」「子供もいたし離婚は考えなかったけど、夫婦の関係は変わったね」と。浮気ではないし裏切られたとも違う。「尊敬していた部分もあったから、嫌いにはならなかった」

 

「お金はあるし、また海外赴任になると思ったしね!」と、笑っていました。

 

辛い立場を逆転させる賢い方法を、彼女は見事に成功させたのです。最後に笑う女。アッパレです。