カフェにいる時、目に入った女性がいた。

 

斜め前に座っていた女性は、バックからノートや本や電子辞書らしきモノを出した。

 

何か勉強しているのか、周囲を気にすることもなく自分の世界に入っていた。

 

電話が鳴り出た女性は、英語で話し始めた。

 

ペラペラとネイティブのようでした。

 

電話中の女性が遠くを見て微笑んだ。

 

すると、背の高い素敵な男性が女性の横に座った。

 

電話を終えた女性は日本語で男性に挨拶した。

 

男性が近況を話しているのが聞こえた。

 

イギリスは難しいから・・・
移動はロスよりNYの方が・・・
この前、西麻布の○○で・・・

 

なんでしょう、ハイソな匂いが漂う会話なのです。

 

その2人の先に、赤ちゃん連れの若い母親がいた(20代前半に見える)

 

母親は笑顔で赤ちゃんをあやしていた。

 

赤ちゃんも笑っている。

 

赤ちゃんにしかないピンクのエネルギーに、若い母親は幸せを感じている。

 

また、別の席には女性3人。

 

また、別の席にはお金持ちそうな年配のご夫婦らしき人。

 

そして、キビキビ動いている店員さん。

 

カフェから見えるサラリーマン。

 

ふと、こんなことを思ってしまった。

 

「期限がある」「選択で人生は違う」

 

それぞれ違う人生を生きて来た人達が、この瞬間たまたまこのお店に集まった。

 

ハイソな匂いのする男女も、お互いが同じステージにいたから知り合っている。

 

別々の場所で生まれ育ったはずなのに、それぞれの人生の選択をしながら、どこかの時点で出会ったのだ。

 

全てが一致したから出会ったのだ。

 

若い母親は子供を生む覚悟をした。

 

妊娠出産は期限がある。

 

将来、欲しくなっても無理。

 

期限のあるモノを、期限内で手に入れた。

 

若いのだから他の選択もあったはず。

 

その中で選んだ結果が目の前の赤ちゃんだ。

 

年配のご夫婦も、さまざまな期限があり、たくさんの選択をしながらの「今」になったのだろう。

 

もし、その時その時で違う方を選んでいたら、今この瞬間カフェにいない。

 

店員さんも違うお店で働いていたら、違う出会いと出来事を経験しながら生活して行く。生きていく。

 

あの時、違う方を選んでいたら今はない。

 

違う方を選んでいたら、どんな風になっていたのか。

 

” if ” はないのだ。

 

beauty-butterflies-flying-girl-hair-favim-com-200190

 

歯医者帰りのカフェで、1人こんなことを考えてしまった。

 

麻酔の影響かしら?

 

妊娠出産は期限があるモノの象徴だけど、他にもたくさんある。

 

期限内に「選べるか選べないか」「選ぶか選ばないか」だよね。

 

どちらを選ぶかで違う人生に進む。

 

たくさんある都心のカフェ。

 

その瞬間に、同じお店に集まった偶然の空想にふけてしまったのでした。

 

このあと、たまたま入った成城石井で、値引きされたデザートににんまり。

 

良かった、このお店に入ることを選んで。

 

小さな選択に小さな幸せを手に入れた。

 

ち、ち、ちっさ!!(苦笑)